受験の方法論について書かれた本。東大理3に合格した人たちが、集まって書いている。
ほとんど自分の考えかたと同じだった。過去問至上主義そして基礎からの思考法。
参考書がどれがいいの、そんな本が大半だが、この本は違う。
1教科書、2問題集、3過去問の流れで、学習すべきことが明確に書かれてあり、
思考法についても納得のいく説明が多い。
どうして予備校に行って伸びない人がいるのかについても書いてある。2とか、3しかしないからだと明確に述べてある。
1から出発すべきだと、日本最高峰の学部に受かった人たちが、書いた本だからではないが、
理論がはっきり分かる。
ただ問題なのは、現実的に日々の学習の中で実践できるかという部分だ、
スーパーイーグルと言うのは、凡人で怠け者でも、真面目に集中して取り組めば
1,2,3の順で確実に高みに引き上げてくれる。
自分で本を読んで分かり、読み続けることができるなら、そういう人はスーパーイーグルは。
必要ない。塾にいく必要も無いと思う。
東大の理科三類の人の理論がいくら伝わっても、現実の日々の学習で、実践できるか。
理論と実践の二つが、そろわないと凡人は大きく伸びないだろう。
でも、受験の叡智と言う本は、今まで読んだ受験指南の中で一番納得の行く本だ。
こういう本こそ指導者は読むべきだと思う。ピント外れの指導はできなくなる。
学習理論の本としてはとしては、最高の出来だと思う。