昨日自分の知り合いの子が、鹿児島にいる。その子は、鹿児島大の歯学部を狙っているが、今年もセンターが取れなかったらしい。三浪目だった。親の気持ちがよく分かる。大手の予備校に2年、そして、他の大手に予備校を変えたが結局受かりそうではないらしい。
こうなると何をやったらいいのか分からなるのだ。
先取り学習して現役で受かる方が絶対有利だと思う。でもなかなか現役の頃は分からない。
たいてい基礎に抜けがあるか、苦手科目を克服しないことが原因。そしてもちベージョンが低下し、自信がなくなる。後にも先にも引けなくなるものだ。
抜け出す方法は、模擬試験でA判定を出すこと。10月あたりからの判定でないといけない。そしてオープンで合格ライン超えたりすると自信になる。模試で結果を出すこと。
医学部狙いの自分の息子もこれで脱出した。とくにオープンで結果がいいと大きい。
志望校の模試は複数受けたほうがいい。河合では、Aで、駿台ではCその逆もある。特に在籍する予備校の模試でよく、ほかので悪いことが多い。
でも模擬試験である程度本番での結果は予想できるのは確かだと思う。浪人生は、模擬試験で結果を出すことが一つのきっかけになる。
そのためにも、とにかく苦手科目をなくすこと。これが大切だと思う。
どうしたらいいか。このブログを見ている人は、分かるだろうが、苦手科目は問題演習やるなというわけではないが、基礎からやり直す。それも中学からやらないといけない場合がある。
これは普通の予備校ではできない。というよりどこでもできない。時間がかかりすぎるからだ。高速でやれるかどうかで決まる。
中学から始めるとか、教科書読み直すとか、そんなことを宣伝文句にしたら、誰も来ないだろう。早稲田で特待で受かった子にも中学英語からやらせた。
でも、路頭に迷うことはなくなる。これが分かっている人は少ない。むつかしい問題たくさん解いたら、受かると思っている人は多いのではないか。かつて自分もそう思っていた。
ただ基礎固めは、はやくしないといけない。いつまで経っても基礎固めでもまずいが、基礎固めができないと合格の結果は出にくい。
問題演習なんていくらでもできる。入試問題集とか腐るほどあって、むつかしい問題はいくらでも、やらせられる。でも肝心の基礎が抜けていると、路頭に迷うことになる。
東大いしん。難関大合格コース。選抜いしん。もろもろカッコの善い名前に惹かれる。つまりなんか受かりそうだなと思わせる。確かに上位で基礎のある程度できる人ならいいが、基礎が出来ていないと思う人なら、やめたほうがいい。本当に一年が無駄になる。
そういうところのやることは、入試問題の分析と演習。
自分の知り合いでも7浪した子がいるが、大手の有名予備校は、君の場合、やめたほうがいいという忠告を聞かなかった。
自分のレベルから学習する。人は人。自分は自分。生れも環境も脳ミソも違う。そこを冷静に現実的に判断して、
自分にあった環境を探して、学習すべきだと思う。あと携帯は、学習するときは、絶対横に置くべきではない。
計画を立てる。やることをきめて毎日実行する。
教科書と問題集と過去問。これ以外やらないほうがいいし、できないと思う。予備校に行くなら予備校のテキストでもいいが、教科書は絶対横に置くべきだ。特に理科、社会、数学。
でもほとんどの人は、教科書それ自体からやったほうがいいと自分は思う。
毎日10時間はやったほうがいい。天才は別だ。よく寝て、運動もたまにする、毎日が、試験のつもりでやるべきだ。
1年いや10ヶ月とかまたたくまに過ぎる。でも受かった喜びは、ものすごく大きい。
その大きさは、人生でもめったに経験できるものではないと思う。
指導するほうの喜びも大きい。浪人生の合格は格別のものだ。