成績の悪い子をどう伸ばすか

田舎で塾をやるとむつかしいのが、大学受験で実績を出すと、

あの塾はできる子が多いとか、小学生や中学生には力を入れていないのではないかと思われがちなことだ。

そうではないのだが、小学生や中学生対象の塾が増えすぎた。笑

小学生や中学生の方が、成績は伸ばしやすい。そもそも習得しなければいけない基礎知識が、高校分野に比べて少ない。基礎の重要性では、小学も中学もとても大切だが、量が高校分野とは比較にならない。

小学生とか中学生の成績の悪い子を伸ばしたり、小学生や中学生の上位を伸ばすのが、どうしてむつかしいだろうか。パソコンの力を借りないとかなりきついと思う。

小学生や中学生で成績の悪い子は、そもそも学習すること事が苦痛なのだと思う。それから文章を読んで考えると言うのが苦手な特徴がある。またできなくてもそれをそのままにしがちだ。

こういう子供を伸ばすのは、人間が人間を教えるやり方では、経験ある人なら分かるだろうが教える方のメンタルがやられる。できない子を伸ばすというのは、脳みそだけではなく、性格とか生活習慣も変える必要があるように思えてくる。反覆して教えるのが人間がやると仏かキリストで無いと苦痛になるからだ。

世間一般の誤解がある。家庭教師や普通の個別指導が子供の面倒をよく見てもらえると思う。でも先生つまり指導者で違うだろう。学力は上がる可能性はあるが、

そんなに簡単に普通の塾とか家庭教師とか短い時間で学力伸ばせるだろうか。自分の経験でも相当苦労した。

できない子を伸ばすには、まず基礎知識を徹底的に反覆して入れ込む。さすがに3回も5回も目で読み、聞かせたら、大抵覚える。家庭教師や、個別指導だと基礎知識の入れ込みが非常にむつかしい。経験したら分かることだ。ヤル気を出せとか言いながら、覚えさせようとしても、なかなか子供は、覚えてくれない。笑

次に演習をかけるのだが、演習して間違ったところを復習させないといけない。できない子は、できないのがなぜかとか、どの基礎知識が足りなかったとか、問題文の読み違いをしていたのかとか自己分析は、ほとんどしない。

そうだとすると同じ問題を解かして見るのが一番早い。子供もさすがに間違ったところが、またできないということに気付く。だから、指導する方が、もう一度やらせる必要がある。そして、また解説を聞かせて反覆させるのだ。

そうすると子供も、基礎を入れないとどうしようもない。できなかった問題をそのままにするといつまでたってもできない。こう言うことに脳みそではなく体で覚えだす。

基礎知識を十分入れ込ませ、問題を何度もとかせ、理解できないところだけを人間が直接指導するのが、合理的かつ効率的で、これで無いと複数の教科を短時間では伸ばせないと思う。

塾生の成績特に小学生や中学生で、塾で時間をある程度それも学校に行っている時間の何十分の一だと思うが、ちゃんとやってくれれば伸ばせる。

実力テストが大きく伸びていることが多い。経験上、個別や授業では、塾に来る時間を相当増やさないと伸びなかった。

成績の悪い子も高い確率で大きく伸ばせるようになってきた。自信が付くと子供の顔つきも変わる。親にも感謝される。いいこと尽くめなのだ。笑