受験サプリと医歯薬予備校のはざまで

受験業界は、月980円から年間1000万円の価格体系がある。

自分の塾のように小さな個人塾でも、店舗を借り、人を雇って経営すると、大海原を

毎日小さな舟で進行しているようなものだ.はたから見るほど楽ではない。

特にこの時期は、どの塾もきつくなる。今年もやっていけるのだろうかと思うのが普通だ。

個人塾だけではない。大手の講師とか身分保証がない。いつ首になるか分からない。

隣の高等部が東進に変わったが、講師はどうなったのだろうと思う。

受験業界で飯を食っていくのは、かなりきつくなってきた。それでも食えるには、それだけの何かがあるはずだ。

ところで

難関だと大学受験は、受かるより落ちるほうの人数が圧倒的に多い。

受験サプリで落ちるのと、医歯薬予備校に行って落ちるのも

落ちると言う点では同じだ。でもサプリで落ちた方が、納得が行くだろう。

ラーメンとかだと、うまいとかまずいははっきりわかる。

受験指導は、指導する方の技術だけではない。子供の側の意識とか能力も無視できない。

つまり絶対的な合格結果と言うのは、保証ができない。ただ、子供の問題解くスピードと正解率で大体わかる。

受験サプリの価格では、廃業するしかないが、医歯薬予備校の価格では、

誰も来ない。価格体系も大事だ。

いろんな舵取りをしないとやっていけないのは、

子供の学習だけではない。個人塾で長くやっていくと言うのは、バランス取るのが仕事。

受験指導と経営は似たところがある。

どっちもバランス取らないとうまくいかない。