伸びる子は素直さを持っている。
前にも述べたが、武道で、守破離というのがある。
まずは、指導者の言ううことを素直に聞くことだ。
伸びない子は、ひとの言うことを聞かない。自分を持つのは、歳を取ってからでもいくらでも出来る。
いや歳をとっても、素直なほうが良い。
どうしてか。
学ぶことがなくなるからだ。伸びない。
今でも試行錯誤の毎日だ。
素直な子供は伸びている。
我流でがんこなのは、どんなに潜在的な能力があっても伸びにくい。
社会に出てからも、素直で向上心があって、謙虚であるのが理想だ。
極端な話。そういう人間になるために、学習しているのではないか。
自分も偉そうなことはいえないが、
どんな人間も自分より優れたところがあったら、認められるようになるのが良いと思う。
素直さがないと人の長所が見えないような気がする。
まだまだと思う気持ち、ひとの優れたところを認める気持ち、
こういうのがないと学力も伸びにくいように思う。
守があって、最後に、離がある。
出藍の誉れにも、条件がある。
最初は、どんなに能力が高くても、指導者の言うことを聞かない伸びないし、
指導者を超えられない。
素直な心は、大切だ。
塾生で極端に伸びた子は、驚くほど素直な心を持っていた。
今でもそういう子がいる。