知らぬが仏

知らなくてもいいものとそうでないものがある。受験の場合は特にそうだ。どこの大学が偏差値がどうだとか、受験生の動向がどうだとか詳しいのに限って肝心な学力のほうの心配をしたほうがイイと思うことがある。

特に参考書に詳しいのは危ない。受験産業と言うぐらいで、本を出して詠んでくれれば金になる。たろう君に多いが、やたら参考書に詳しく、大学のランクに詳しいのがいる。偏差値とか当てにならない。

単語や文法に詳しくてもいっこうに構わないが、どうでもいいことに詳しくてもしょうがない。

教科書とか読んでも分からないから参考書に走る。参考書問題集でやるのはいいが、力のつくやつとか、学校で与えられたのをやるだけでも大変だ。

やったものを確実にする。それと過去問ぐらいしかできない。手を広げるとろくなことはない。教科書やれるならそっちのほうがいい。

自分の行きたいところに受かればいいのだから、そのためにはなにをどうすればいいのか考えて、無駄なことは考えないことだ。

塾生には自分なりにいろいろ見てから、最善だと思う本を薦めるしやらせる。教科書と過去問が基本だ。

受験校の科目とか、最低点とかそういうのが、知るべき知識で、偏差値とかで決めるというのはおかしい。問題の相性と言うのがある。

問題の相性が良い、悪いと言うことは確かにある。過去問の知識は重要だ。

教科書の内容とか基礎、と過去問については、いくらでも詳しくてもいい。それ以外は、基本知らぬが仏。

脳みそにも容量がある。