根本的思考法

どういう考え方で問題を解き、復習をしたらいいのか数学を例に考えてみようと思う。自分は、これを根本的思考法と勝手につけた。これは、昔からこれを塾生に指導するとき忘れないようにしようと思ったことだ。

入試問題などは、必ず出題者はある基本を本当に理解しているのかとか、基本と基本の関係、また複数の基本を使いこなせるのか聞いてくることが多い。

教科書が大切なのは、使う基礎が書いてあるからだ。

問題を解いてどの基本を聞いているのかまずわからないと解けないことが多い。補助線を引いたり気づかないと解けない問題も多いが、まず何かの基本を聞いていると考えて問題にあたらないと解決の糸口が見えないことが多い。

似たような問題しか解けない人は、問題の聞いている基礎まで戻りその構成が見えない学習をするからだ。暗記で通用するのは、定期試験までで、入試問題は、常に聞いてる基礎を見抜いて解こうとしないと手も足も出ないことが多い。

応用が利くとは、基礎の構成を見抜く力がある人のことだと思う。

できなかった問題ををどうするか。これも基礎の構成にまでさかのぼってやらないとたくさん解いた割りに点数が伸びないといううことになる。これが分かっていないと伸びない。

問題を解くときも基礎の成り立ちに気を配り、問題を解いたあとも基礎に分解して解きなおす。

こういう根本的な思考法で学習していけば、いやでも伸びていくだろう。参考書問題集いくらやっても伸びない人は、思考法が間違っているからだ。

これは、理屈ではなく実践でしっかり身につけないといけない。いい加減にやっていると実力はつかない。

理にかなった考え方で、理にかなった方法で学習すれば、必ず成果は出ると思う。