原点に戻る。

塾をはじめて今年で30年になる。それだけ年を取ったことになる。塾を始めた頃は、若かった。当たり前だ。授業が好きで、面白おかしく教えていて自分でも教えるのが好きで適性があると思っていた。 だからその頃職業としての認知度も低い塾経営もためらわず選んだ。

その頃は、子供と夏になれば、バスを借り切って、塾生と海に行ったり、川に泳ぎに行ったりもした。、今でも塾生が勉強より、ラーメンを食べさせてもらったの、塾生の記憶の中にあるのは、勉強より、何を食べさせてもらったとかそういう話が出てくる。飲みに出ると塾長と声がかかることがある。覚えてる塾生もいるが、いきなり20年以上前の子供から、声を掛けられても、顔も名前も記憶の外にあることが多い。そういう時は、うまくごまかそうとするが、ばか正直のせいか気まずいことになったりもする。塾生でも出世して、弁護士や社長や医者になっているのもいるが、今でも付き合いの多いのは、どちらかというとオチこぼれた方の人間だ。

塾をやっているのは、どうしてかと言われれば、エリートを育てることでもない。ただ、学習のやり方にこだわってきたからだ。自分も決して受験の成功者でもないし、分からない苦しさも味わった。だから、学習のハードルを低くし、誰でも伸ばす方法は、ないものかと模索してしてきただけだ。考えるということは、疑問を持つことだと思う。これでいいのだろうか。そういう思いを続けられる限りは、塾を続けたいと思う。

 

スーパーイーグルシステム採用塾「なる塾」様の紹介

2月9日、当塾のスーパーイーグルシステムを採用した2つ目の塾が、瀬戸大橋で有名な岡山県倉敷市児島に出来ました!「なる塾」様です!

スーパーイーグルシステムの採用にあたり、ブログで紹介していただいておりますので、一部抜粋・引用させていただきました。

抜粋・引用するのが勿体無いほど分かりやすい文章、ありがとうございます!
詳細は元の記事「ブログ版 週刊「ボチボチいこか」:なるじじい(http://blog.livedoor.jp/botiiko/archives/cat_1322617.html)をご覧ください。

スーパー・イーグル・システム その1より

私の塾で、この八日にスタートする予定の教育システム「スーパー・イーグル」のことを書いてみたいと思います。
高3生はセンター試験も終わり、今は国公立二次試験の勉強をしています。その中で一人の生徒が、去年の秋に占いの先生から、「もう一度基本を総復習しなさい」と言われ、どの科目も教科書を、場合によっては中学校から復習し始めました。
その子が目指しているのは、超難関大学です。本来なら難しい入試問題を片っ端から解いている時期です。それなのに、あえて基本に戻った。すると、どうなったでしょう?
成績不振で不安とあせりに駆られていたのが嘘のように、毎日集中して、たんたんと勉強しているのです。高校の補習授業にも出ず、朝から晩まで塾で、自分で計画を組んで基本を総ざらえしています。
~中略~
これを「自立学習」と言うのだと思います。自分が「何を知らないのか」を一つ一つ確認していく作業。それはきっと、とてもエキサイティングなことなのでしょ う。登山の喜びに似ているかもしれません。自分の足で大地を一歩一歩登っていく静かな快感。「ランナーズ・ハイ」ならぬ「ラーナーズ・ハイ」ですね。
私が求めているのは、まさにこの「自立学習」です。勉強の主体を先生から生徒に戻す。それはこういうことだったのだと、その子に教えられました。

スーパー・イーグル・システム その2より

「自立学習」­=自分が「何を知らないのか」を一つ一つ確認していく作業。自分の足で大地を一歩一歩登っていく静かな快感。・・・このことは、なぜこんなにも難しいのでしょう。
学ぶべきことが多すぎる。英語数学国語理科社会。それらのすべてをハイスピードでこなしていかねばならない。自分の興味と知識の深まりにしたがって自分のペースで勉強するなんて、とても許されない。
確かに、その通りでしょう。その1で紹介した生徒も、高3の後半で入試範囲を一応勉強し終えた後だったから可能だった、とも言えます。しかし、どの学年でどの段階だったとしても、「自立学習」はできるはずだし、ぜひ実現したい。勉強が楽しいものに変わるし、必然的に成績も伸びる。

ああ、それは本当に私の夢でした。

~中略~

もっとも効率的に基礎力がつく参考書や問題集を、さらにコンパクトにアレンジして指導をしてきましたが、そうしたところで、生徒にしてみたら、学校から出される膨大な宿題の上に、さらに積み重なる苦行に見える。
基本から固めていくのが結局は早道だと聞かされていても、目の前の宿題をこなすほうが優先される。
生徒のそんなジレンマを、どうすれば解消できるのか悩んでいたときに、私は「スーパー・イーグル」に出会ったのです。友人の紹介でそのHPを見た時に、私はすぐに、その解答がここにあると、わかりました。

これからする説明は、まだ本格的に触ってもいない段階での、単なる予感に過ぎないことを、ご理解ください。私はこう思いました。

最大のポイントは、スピードとリズムなのだ、と。

教科書はすべての基本です。エッセンスが詰まっている。センター試験も教科書をきちんと理解していれば、9割は取れます。ということは、センター試験に似た 問題をたくさんやるよりも、教科書を、わかるまで何度も読み返し、根本の原理を理解するほうが成績は上がります。また、最近の参考書には質の高いものも多 くて、基本がよくわかるようにできています。志望する学校の過去問も、繰り返し学習する価値があるものです。

しかし、それでも、一人で読むのは苦しい。大切な点を見落として通り過ぎることもある。だから、優秀な講師がそばにいて、読むのに合わせて解説してほしい。 授業や個別指導でそれをやってもいいが、そうすると講師のリズムに自分を合わせなければならない。今ひとつ乗れない。退屈になる。自立学習に、なりにく い。結果、挫折する。

ではその丁寧な解説をパソコンに入れて、自分が読んで問題を解くのに合わせて聴いていけば、どうか。

自分のリズムとスピードで勉強できる。
しかも、生の説明は反復できないけれど、これなら何度でも反復できる。つまり、先生の話を聴くだけの受身的な学習から、自分のリズムで、自分のために講師の説明という道具を、使いこなすようになる。

ここに、価値観の逆転が起こるのです。伝統的な教育観からすると、先生と生徒との生の触れ合いのほうが、より人間的で個性を尊重するように思われますが、パソコン相手のほうが、生徒が主役に立てる。そしてそれは、決定的な違いになる。

私にも職業的プライドはあります。自分の手で、自分の説明によって生徒を深い理解に導きたい。先生のおかげでわかるようになりました。、合格できました、と生徒や父兄に言われたい。
他の先生の解説を、しかもパソコンを通して学習させるなんて、塾を始めた若い頃なら、考えもしなかったでしょう。今は、そんな我欲は、ほとんどどうでもいいと思えます。

なぜなら、楽しくて力のつく勉強は「自立学習」であり、先生は、「いるけどいない、いないけどいる」というくらいの存在感で十分だと思うからです。そんな私の理想が、形になって実現への道を進み始めるとは、まるで夢のような気がします。

スーパー・イーグル・システムが、私に与えてくれた夢です。

スーパー・イーグル・システムについての記事の後に投稿されている【SF「未来の学校」】は実は当塾の夢でもあります。夢を夢で終わらせないために当塾は進み続けます。